2009年10月02日
聖隷三方原病院 遮蔽壁工事の様子
現在、増築工事中の「聖隷三方原病院 放射線治療棟」の放射線遮蔽鉄板の施工中写真です。
室内の治療機器から発せられる放射線を遮蔽するために、床、壁、天井のコンクリート厚さを1m以上にするだけでなく、部分的に厚さ30cm以上の鉄板を埋め込みます。
写真には写っていませんが、既に床コンクリートの中に30cmの鉄板が埋め込まれており、この後、壁コンクリート打設 >> 天井のコンクリート >> 天井遮蔽鉄板の施工と進めていきます。
壁の遮蔽鉄板の断面です。
設計厚さ35cm(350mm)の鉄板を一度に設置するのは大変です。
設計時点では、厚さ25mmの鉄板を14枚重ねていく予定でしたが、施工者からの提案により、ここは50mmの鉄板を7枚重ねとすることにしました。
現場での協議により、より効率的な施工方法を採用していきます。
鉄板右に見える斜めの鉄骨は、施工中に壁鉄板が倒壊するのを防ぐ仮設鉄骨です。
【杉山】
Posted by kokyosekkei at 13:52
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