2008年07月02日

“もう一つの我が家”として


自宅での生活が困難になったお年寄りのための
「もう一つの我が家」であってほしい。

そんな願いを込めて2004年に建設された『くにやす苑』

“もう一つの我が家”として
『介護老人福祉施設 くにやす苑』

敷居の有効利用を考えれば、高層の施設を建てることで、できるだけ多くの方に利用していただくという選択肢もあります。

しかし、施設には療養のための合理的な機能に加え、利用者の「日常生活の充実」という役割も求められています。

“もう一つの我が家”として

利用する方の視点に立ち、それまで、多くの時間を地面と触れ合いながら過ごされてきた生活の延長の場として、土や緑や自然と密接な環境のほうが、生き生きと過ごせると考えたのです。

“もう一つの我が家”として
【家庭的な雰囲気のするリビングダイニング】

「慣れ親しんだそれまでの生活感覚が、生きる意欲を守る」
室内には木のぬくもりや、障子や和紙の照明器具など、和の趣を生かした内装を施しました。

“もう一つの我が家”として
【和の趣を生かしたトイレ付きの居室】

特別養護老人ホームは、利用者にとって、「終の住処」ともなる場所。
だからこそ、より利用者の視点に立った設計の配慮を考えています。



名称:介護老人保健施設 くにやす苑
建築主:社会福祉法人 大東福祉会
構造規模:S造 平屋建(一部RC造2階建)
述床面積:6,796㎡
所在地:静岡県掛川市大東町

*社会福祉法人 大東福祉会 くにやす苑ホームページ→ “もう一つの我が家”として


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