水廻り(トイレ)のモックアップ

kokyosekkei

2010年03月17日 10:30

当社では、進行中の現場事務所にトイレのモデルを先行して造っています。



これはモックアップといい、実際に施設を利用する方々が使用実験&検証を行い、設計・施工へ反映させるための“実物大模型”のことです。


介護者の方が実際に車いすを持ち込んで、便器と手すりの位置関係、洗面器と鏡の高さなどを確認します。
手すり・紙巻き器・ウォシュレットスイッチ・洗浄ボタン・ナースコール(押しボタンとマイクスピーカー)等、トイレには取り付く機器がたくさんあります。



当社の経験から標準寸法はありますが、それぞれの事業主様の考え方は様々違いますし、スタッフの方々の介護の仕方も違います。
利用する方の使いやすさを実現するために、各設計ごとにモックアップを作り寸法を詳細に検討しています。

それぞれの立場からの意見を多く聞き、それを設計に反映することが、より良い施設づくりにつながっていくと思います。


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