豊かな自然の恵み 木の魅力
地元木材の利用が環境を守ります。
「地産地消」
その地域で生産されたものをその地域で消費する。
「食」に関して、よく言われる言葉ですが
これは建築、木材についても当てはまります。
地元の木材は、地元で消費する。
【春野地域自治センター】
天竜美林として知られる地元春野産の杉と桧をふんだんに使いました。
そして集成材ではなく、無垢材を使い、大工さんの手により美しい木組が表現されました。(在来工法)
春野の町で育った木をありのままの姿で使いたいと、価格の高い大きな柱ではなく、一般に流通している大きさの柱を4本組み合わせて使い、ポイントとなる場所にだけ大きな1本の柱を使うという工夫を凝らしました。
木材は調湿性や弾力性、熱伝導性、芳香性など多くの長所のほかに、製造や解体にかかるエネルギー、輸送にかかるエネルギーまで考慮に入れると、地元材を使った建築は、「環境を守る」「地球温暖化防止」への大変有効な手段です。
「地元春野産木材を積極的に使用し、地域の木の文化を背景とした風景づくりが実践されている」
と評価を受け、
「平成19年度静岡県都市景観賞・優秀賞」 に選ばれました。
建築概要
建築主:浜松市
構造規模:木造+RC造
述床面積:1,752㎡
計画地:静岡県浜松市
設計・監理:㈱公共設計
施工:杉浦・松下特定建設工事共同企業体
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