メイヨークリニックの歴史

米国の病院視察レポート

【Mayo　Clinic】　
（メイヨークリニック：ロチェスター）


１８８９年　『セントメリー　ホスピタル』


メイヨークリニックの歴史は、１８８９年ウィリアム･W･メイヨー医師とその２人の息子により開設された『セントメリー　ホスピタル』から始まる。

メイヨー兄弟は新しい技術を学び、名声を高めてゆくが、自分たちの限界を意識し、良い医者達を招き、１９１４年世界最初の総合グループ診療を行う施設『メイヨー　クリニック』へと発展する。

特に１９０１年に参加したヘンリー･プラマー博士は、カルテのシステム、診療室のデザイン等、現在の基盤の基礎を築くのに貢献した。

１９１９年、メイヨー兄弟は殆どの私財を投じて、非営利の財団をつくり、現在のメイヨ財団（Ｍａｙｏ　Ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎ）となっている。

時とともに、診療のための病院、教育･研究のための大学などを加え、総合メディカルセンターへと発展する。

一般臨床、臨床研究、研修医･学生、看護婦の教育などにおいても世界有数で、医療研究技術者には夢とも言える程の設備や組織、独特の病院経営哲学を持つ。